打瀬舟スピリッツを今に伝える-”かまぼこ板”から舟をつくる若者3人の挑戦!




今日のNHK「あさイチ」では、私の故郷「八幡浜市」が特集。
なかでも、一昨年、YGP八幡浜元気プロジェクト)の「まち育てワークショップ」で誕生した「かまぼこ板打瀬舟プロジェクト」の取り組みを大きく取り上げていただきました。

あさイチ

このプロジェクトは、八幡浜市の名産品である「かまぼこ」と、100年前に地域の先人たちがアメリカに渡った船「打瀬舟」を掛け合わせてできたプロジェクト。
普段八幡浜市内には住んでいない「若者」3人が、プロジェクトのミッション達成のため果敢に取り組んだものです。

かまぼこ板打瀬舟プロジェクトの3人

まさに、「かまぼこ」×「打瀬舟」×「若者」(ヨソ者)のプロジェクト!

 
このプロジェクトの目的は、「打瀬舟の偉大な歴史を広めること」にありました。
100年前に漁業船の「打瀬舟」を使い、アメリカ大陸を目指した若者の夢と冒険の歴史。実は、地元の人はその事実を知らない人が多いのです。
先人達の偉大な挑戦、今日の八幡浜の発展を支えてきたこの歴史の1ページを、きちんと伝えていきたいと考えたのです。

打瀬舟の模型
 
そこで、思いついたのが、「それなら、打瀬舟を作ってしまおう!」という企画。
それに、「どうせなら、地域で捨てられる”かまぼこ板”を材料にしよう」という発想も加わり、実際に「かまぼこ板でつくる”打瀬舟”」制作がスタートしたのです。

かまぼこ板を張り合わせた舟の制作

最初。
「まち育てプレゼンテーション」など、同プロジェクトがプレゼンをする機会では、「そんなの浮かないでしょ!!」という懸念や批判も。
それでも彼らはめげずに、「打瀬舟を浮かせる」ために動き出す。

八幡浜市真穴地区で既に活動している「北針研究会」さん(打瀬舟の歴史を広める活動をされています)への協力依頼。また、かまぼこ板の浮力の計算、そして試作船制作。
市民の皆さんを巻き込み、2週間以上の月日をかけ、出航用の「打瀬舟」を完成させました。

完成した打瀬舟

平成25年8月、100年前に先人達が出発した真穴地区の海より出航。
2人乗りですが、ちゃんと浮き、前に進んだのです!

往復2キロの航海。当時の距離の何十万分の1ですが、成し遂げたときの達成感、そして歓声はものすごいものがありました。
彼らの挑戦は、人々の想定を覆し、地域へ大きなインパクトを与えました。

島を目指す打瀬舟

おもしろい取り組みだと、様々なマスメディアにも取り上げていただき、結果として彼らの目的である「八幡浜の打瀬舟の歴史を伝えること」が達成できたのです。
 

  
決して”あきらめない”彼らの姿勢は、地域の人の心を打ち、様々な人の協力を得ることができました。
そして、その歴史を少なからずや伝えることができました。

打瀬舟の歴史を伝えた彼らの取り組み

八幡浜は、古くから海に開き、育まれてきた地域。
100年も前から、八幡浜人は国際化を果たしていたということになります。
そんな偉大な先人達のお陰で、今日の八幡浜はあります。

彼らが教えてくれた打瀬舟の歴史は、今ここに住む私たちに、そのスピリッツを伝え、ココロを刺激するものになりました。
この刺激が、必ずや八幡浜活性化の布石になる。

僕は、そう信じて止みません。

   







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ABOUTこの記事をかいた人

浜田 規史

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 高校時代に商店街活性化を目的にしたお店「AKIND」(あきんど)を開店したことがきっかけで、地元が大好きになる。 大学卒業後、帰郷し地域金融機関に勤める傍ら、八幡浜を元気にすることを目的にした「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、ローカルWEBメディア「KITONARU」編集長などを務める。