「意味を付ける」-”何でも屋”にならないために




リーダー奮闘記。
リーダとして日々感じたことを、気ままに、不定期に記事にします。何かの参考になれば幸いです!
 

最近よく意識しているのが、活動に「意味付けをする」ということ。
活動が多岐に渡ってきたり、他組織からの依頼やコラボレーションなどが増えてくると、目の前の活動をするのに一生懸命になりすぎてしまうことがあります。
一生懸命に取り組むことを否定するわけではないのですが、「今、この活動は、私たちの理念のどの部分と合致して取り組んでいるのか」ということを明確に示していかないと、都合のいい「何でも屋」になってしまいます。

 
自分たちの掲げる活動理念と照らし合わせた時に、「やらない」という選択肢もあるし、「やる」という選択肢もあります。
しかし、ここで難しいのは、「やらない」という決定をすることで、メンバーの思いや意欲を削いでしまう恐れがあるということ。私たちの活動の根源は(特に、NPOなどは)、メンバーの「思い」や「情熱」であることを考えたときに、表面的判断(団体の規約に明記がないからなど)で、「やらない」という判断をすることは、リーダーとして勇気がいるということです(もちろん、この勇気がいるときもいりますが)。
  

意味を付ける

 
 
メンバーが「やりたい」活動を、自分たちの団体理念の「この部分に合致する」ないしは、「将来的にこの部分につながる」という解釈でもって、”意味を付ける”ということが重要になってくると考えています。それが、すぐすべきことか、1年掛けて準備することかは別の議論になりますが、「最初から否定しない」という前提で、メンバーの思いを受け止めるということが必要ですね。

幸いなことに、最近は、自分たちがする事業や活動に対して注目をいただいておりますが、これがいつ疑いや批判の目に変わるかは分かりません。
支援者への説明をする上でも、自分たちの活動にぶれない芯を持ち、取り組む活動に「意味を付ける」(理念に対する定義付けをする)ことを、常日頃から意識することが大事だし、「あなたが提案してくれたことは、僕らの団体のこの部分で貢献してるよ~」って、メンバーにもきちんと言えるようにもしないといけませんしね。

 
内外両面において、この「意味を付ける」ということは必要なことだと思います。
信頼される組織であるためには、「何でもやる」というよりかは、「活動に対して定義づけができているか」ということが、ひとつ大事なことなのかもしれません。

 
 
【これポイント!】
● メンバーの思いをアウトップトさせるシクミをつくる
● 活動を意味付けする

    










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ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 高校時代に商店街活性化を目的にしたお店「AKIND」(あきんど)を開店したことがきっかけで、地元が大好きになる。 大学卒業後、帰郷し地域金融機関に勤める傍ら、八幡浜を元気にすることを目的にした「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、ローカルWEBメディア「KITONARU」編集長などを務める。