“ファブレス”という選択。-NPOこそ「アイデア」を武器にしたい!




これ、元金融機関人だった方から提案された話なのですが、「ファブレス」という選択

 

「ファブレス」とは、「Fab(fabrication facility)」、工場を「less」持たないという造語。

 
かのウィキペディアにも、

ファブレス(fabless)とは、その名の通りfab(fabrication facility、つまり「工場」)を持たない会社のこと。工場を所有せずに製造業としての活動を行う企業を指す造語およびビジネスモデルである。

と定義されています。

 

「ファブレスメーカー」として、日本では任天堂をはじめ、以下のような企業があるとのこと。

・やおきん – 菓子、食料品、玩具(うまい棒他)
・ダイドードリンコ – 飲料
・任天堂 – 玩具・ゲーム
・メルコ – パーソナルコンピューター
・船井電機 – テレビ、テレビアンテナ

 他多数

 
それが、なぜ、NPOと関係するかというと、

ぼくらNPOには、大きなお金もなく、工場を建てて、何かを製造することができないのが現状。製造ラインを一から作ったり、機械を大規模に構えることは到底できないし、ミッションを達成するために一番いい方法じゃないですか。

 

以前、ぼくらで「道の駅」の運営をやろうと、「本気で考えていた」ときがありました。

まさに今の「八幡浜みなっと」。

 
建物はもちろん、調理・陳列設備などを合わせると、2億円近い数字になってしまって、相談したんです。

 
「これって妥当な数字なんでしょうか」と。

 
 
「本気でこだわればこの数字は正しい数字かもしれないけれど、この2億円という投資で実現できることは何か」ということにぶち当たったのです。

 
本来したいことだけではなく、「稼ぐ」ことや「返済」することを求められながらすることが、自分たちのしたいことなのかという葛藤です。

 
結局は、コンペに受かりませんでしたので、実現には動けなかったわけですが、このとき出会ったのが「ファブレス」という考え方だったのです。

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NPOには、お金はないかもしれない、だけど「より豊かな社会を実現したいという志」はあるし、その「アイデア」を産み出すことができる。

 
それに、多様な人や団体をつなぐ「市民社会のネットワークを持っている」という強みがあるのです。

  
 

今、企業は、「現状を打破する”何か”」を求めています。
 
新しいサービスや商品を開発し、新たな企業戦略を模索しているのです。

 
そういう状況にあって、NPOは市民社会とのより深い繋がりをもっています。つまり消費者との繋がりを持っているんです。

 
企業にしてみれば、消費者に買ってもらわないと商売にならないわけですから、NPOとうまく手を組むという選択はあってもいいんです。

 
NPOも自分たちが、実現したい社会に向けて、企業と手を組み、新たなサービスや商品を生み出すということは、おかしくないはずです。

 
お互いの課題を解決できる提案がそこには必要なわけですが、それをNPO側から積極的に行っていきたいと思うところです。

 

 
工場を持たなくても、企業をパートナーとして見ることで、より豊かな社会を実現することができます。

 
それには、企業や社会を見る目はもちろん、「企画力」・「提案力」がかなり必要になってきます。

 
 
YGPは、そんな「アイデア」を生み出せるNPOでありたいし、積極的に「提案・企画」できる組織でありたいと考えています。

 
 







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ABOUTこの記事をかいた人

浜田 規史

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 高校時代に商店街活性化を目的にしたお店「AKIND」(あきんど)を開店したことがきっかけで、地元が大好きになる。 大学卒業後、帰郷し地域金融機関に勤める傍ら、八幡浜を元気にすることを目的にした「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、ローカルWEBメディア「KITONARU」編集長などを務める。