先日、日本経済新聞でも話題になっていた「人口減少地図」。
2010年対比で、2040年の若年女性の数がどれだけ減るかを推計した地図で、色が黄色~赤・紫になるにつれて「消滅可能性が高い」都市になります。
【増加】
1 石川県能美郡川北町 15.8%
2 秋田県南秋田郡大潟村 15.2%
3 神奈川県横浜市都筑区 13.4%【減少】
1 群馬県甘楽郡南牧村 -89.9%
2 奈良県吉野郡川上村 -89.0%
3 青森県東津軽郡今別町 -88.2%
さて、ぼくのふるさと八幡浜市は、「-64.5%」のよう。
人口減少率・労働人口減少率が高いだけに、今回の推計でも厳しい結果に(減少率が高い方の部類に入っています)。
意外だったのは、
増加率1・2・3位は、都会ではなく、石川・新潟・青森です。
なかでも新潟県大潟村は、人口3,000人程度の村なのですが、女性が増加しています。この背景には、この村が「戦後の食料不足に対応するために干拓地として生まれ、大規模機械化に成功した農業経営を行っている」ということ。
働く口としての「農業」が安定しているからこそ、若い女性が増え・子どもが増えるということですね。
規模が小さくても、自分のまちの「食い口」は何か(何にしていくのか)を見つけていくことが大事になってくると思いました。
このまちに「住む」ということは、少なくともその土地に「食っていく」ところがないといけないわけですから、そこへの支援を行政他が行っていくことが必要でしょう。
もちろん、「食い口」を整備するだけではなく、「地元起業」を促進させていくことや
「移住起業」を促進させていくことも必要でしょう。
結局は、自分のまちにある「あるもの」(資源)を整理した上で、「食い口として、こんな地域資源がありますよ」(みかん500キロ活用してください)とか「3年間無料でスモールオフィス貸し出します」、「農園貸し出しますよー」とか、お金以上の具体的なサポートが必要になってくるんでしょう。
これからは、市町村から「使えるものはコレです」というのを、外へどんどん出していかないといけんですね。
「使えるもの」が魅力的な場所に、「人」は集まり、「住居」を構えていくわけですから。
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