地域経済分析システム「RESAS」が経済産業省から先日発表されました。
これ、すごいですよ。
「まち・ひと・しごと創生本部」が主導し作成した「総合戦略」に基づき、「“地方版”総合戦略」を策定していくそうなのですが、その際、それぞれの自治体の全国的な位置や動向、地域の強みや弱みなどを、このシステムでは、簡単に取得することができるんですよ。
まさに、「ビックデータ」時代による成果。政府が本腰入れて、単なる統計データに留めず、データを集約化・可視化してきたじゃありませんか!
本当ならば、このシステムは、地方公共団体向けらしいのですが、広く一般に公開されているようです。
このシステムの基本画面は、こんな感じ。
各都道府県単位や市町村単位で選択することができます。
地図やグラフでも表示され、一般の方も見やすい。
人口推移なんかも、普段だったら比較したいデータをExcelに入れたりして分析しないといけなかったのに、これを使うと他市町村等との比較が簡単にできるようになっています。
今後の人口動態もきっちりおさえられます。
これは、滞在人口のグラフ。
自分のまちにどこから人が集まってきているのかも分かってきます。
付加価値額。
企業等の生産活動によって生まれたものが、地域でどれくらいあるのかが分かります。
地域の経済構造(何で儲けているのか?)が見えてきますね~!
1人当たり賃金も出ます。
ランキング形式でも出せるので、他市町村との比較も簡単。衝撃的な数字が出たりします。
データが取れる内容としては以下。
どれも、地図やグラフ、ランキング形式など、ビジュアル的にも見やすいです。
もちろん、データのダウンロードも可能。
人口構成
人口増減
人口の自然増減
人口の社会増減
将来人口推計
メッシュ分析(流動人口)
From-to分析(滞在人口)
滞在人口率
企業数
事業所数
製造品出荷額等
付加価値額(企業単位)
労働生産性(企業単位)
企業活動
創業比率
黒字赤字企業比率
従業者数(事業所単位)
労働環境
有効求人倍率
一人当たり賃金
地方財政
一人当たり地方税
一人当たり市町村民税法人分
一人当たり固定資産税
地方自治体の職員はもちろん、地域活性化を目指すNPO関係者や学生の卒論など、広くいろいろな人に使っていただけるものになってます。
これから、取得できる項目が増えていく様子。バージョンアップが楽しみですね!
これは、ブックマークしておきましょう。
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