これからの時代を考えたときに、間違いなく「複業」をコーディネートする役割(機能)が必要になってきますね〜!
これは、「個人」と「企業」(会社)に対する2つの側面で必要。
個人
「個人」は、より豊かで幸せな暮らし(働き)を実現する上で、最適なワークバランスをつくるということ。
これまでは、「(一つの会社に)就職する」ことに重きをおいた紹介などがなされてきましたが、もうそれでは、多様な働き方に対応できない。
ハローワークの求人の仕組みや学校の進路指導、就職説明会、合同説明会など……
人口が減っているときに、「この中から1つ選んでくださいねー」みたいなことをやっている場合じゃないですよね。
求められるのは、その人が目指す(適した)「働き方」を一緒に模索し、それを実現できる「会社」や「職業」を選ぶ(組み合わせる)ということです。
これは、今までの就職指導とは全然違う。
「組み合わせる」って本当難しいんですよね。それをサポートする先生や指導員も、より個人と向き合わないといけないし、会社や職業のことも知らないといけない。
(今までは、場や機会を提供すれば、個人と企業が勝手に面談して「採否」を判断してくれていたわけですからねぇ)
企業(会社)
企業(会社)は、生産労働人口が減少する中で、従来のポジション(職位や職種など)の働き手を求めている。
でも、それにマッチした人はなかなか現れないのが現状なんです。
終身雇用制度が崩壊している中、会社にずっと…という人も少なく、むしろ「自分が活躍できる場」を求めている人が増えています。
実際、ある調査によれば、若手中堅社員の約7割が「兼業・複業に興味ある」という調査結果もでていますし。
しかし、世の中の多くの企業は、兼業・複業はもちろん、多様な働き方を受け入れられずにいる。
本当、人材のミスマッチが生まれています。
これって、実は企業側が「多様な働き方」を採用の時点でもまだ見いだせていないということが原因でもありますよね。
個人は、フルタイムでは働きたくない(働けない)のに、会社は、フルタイムのポジションしか募集していなかったり、複(副・兼)業を禁止していたりすると、到底無理です。
大事なのは、多様な働き方を実践したい個人を、会社がどのように吸収するかということですよね〜!
つまり、個人を活かす会社の様々な採用・労働等のシステムがないと、持続発展的な経営が難しくなるのです。
しかし、まだまだ企業は「どうやって、新しい働き方に対応したシステムを作ればいいんだろう」とわからないところも多い。実は、その分野ってまだまだコンサルトして切り込んでいく余地があるんじゃないかと思います。
今こそ、「個人」、「企業」(会社)両側面において、「コーディネートする」人材が求められる時。
コーディネートすることによって、個人の暮らしにおける「シナジー」と、企業活動における「シナジー」を発揮できるかがポイントになってきそうですね〜!