観光・体験商品の売買プラットフォーム「TRIP」(トリップ)がおもしろい!
観光資源って、様々語られるけれど、結局は「体験」や「感動」をどのように提供するかにかかっていると思うのです。
この「TRIP」は、地域の観光資源の中でも「体験」できるものを掲載しているサイト。
個人も自由に登録できるようで、
静岡県南伊豆町の「ザ・インディージョーンズ体験」、
東京都港区の「究極の?リラクゼーション。宇宙と一体化するトリップ体験」
とか、タイトルを見るだけで、ワクワクする体験メニューがたくさん用意されています。
僕は、この「宇宙と一体化するトリップ体験」とかしてみたいと思ってしまいました。疑似宇宙体験ができるんだけど、この切り口(言い回し)がおもしろいよね。
体験メニューの中身(解説)も、写真と文章を使って、ストーリーが伝わるように工夫されていて、「体験欲」を刺激してくる。
参加の方法は3ステップで簡単。
①観光を見つける
②体験の予約
③体験をする
そして、僕が一番注目しているのは、「体験の提供」が誰でもできること。それに課金ができるというシステムの素晴らしさ。
掲載料金は不要。月額料金も不要。販売手数料他が13%かかるだけ。つまり、体験商品が売れた時にだけ、手数料が差し引かれるということです。
僕らみたいな小さなNPOにも挑戦しやすいし、もちろん行政や企業、個人でもできる。
①体験の登録
②体験の管理
③体験の提供
まさに、体験に「参加したい人」と「提供したい人」のプラットフォーム。
ここでマッチングができるんですよ。
ただ、大事なのは、この「体験」を「発信」するための「資源」を「変換」する「力」がいるということ。
このサイトに載せてある体験メニューは、よく練られていて、魅力が読んでいる側に伝わってくる。
地元にある「観光資源」をただ単に「載せていく」という考え方ではダメなんですよ。
そこには、「観光資源」を「体験型に変換」するという作業を、提供者がしていかないといけないですね。
僕なんかは、地元八幡浜の活性化に取り組んでいるNPOである手前、八幡浜の観光資源ををどんどん「体験型に変換するワークショップ」を開催していきたいと思いました。変換された中で、より魅力的な体験メニューをこのサイトに載せていくというストーリーです。
そして、この体験メニューを「感動型」の領域に高めていき、最終的には、そのメニューを「線で結んでいく」ところまでできれば、まち全体の観光ツワーへともつなげることもできますね。
地域にある観光資源を、「体験型」・「感動型」へ変換していく。
その作業は、そこに関わる地域住民の力なくしては難しいと思う。
先々月開催した八幡浜みなっと(みなと交流館)主催で開催した「オチャップ~八幡浜の観光資源について語ろう~」をやった意味が、ここで活きてきますね!
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