「自分の息子は決められないが、優秀な人を婿養子にもらえば事業が継続できる」
永年事業をされている経営者が、何気ない会話の中で言っていた言葉。
事業をしている企業や個人事業主の昨今の課題として、「事業をどう継承するか」ということがある。
僕も、その相談を受けたりすることもあるけれど、その課題はなかなか解決できていない。
従業員に引き継いでもらうか、それとも社外から有能な人を呼んでくるか、実の息子に継がせる・・・など選択肢はあるけれど、いずれも相手があってのことなので、難しい。
特に、事業がうまくいってなかったりすると、なおさらで、その企業は世代交代が出来ずじまいになってしまうんです。
そんな中で、今回の経営者の言葉。
「養子縁組」という手法。特に個人事業主で考えられる手法になる。
確かに、事業主の娘が「パートナーとして、事業を継承してくれる人を選ぶ」ということができる。
事業経営に長けた人を選択することができる一方で、必ずしもその人が「恋愛的に好き」なのかは別問題のような気がする(親の力だけではこの問題は超えられない)。
そういう僕も長男でありながら、そういった養子縁組の話があったことも事実。
その事業規模の大きさだったり、相手のことがよく分からなかったりして、お断りしたんですが、引き継ぐ男性にとっては、やや重たい話なのかもしれない。
でも、経営者は「継承」ということを意識していることは事実。
養子縁組が良いか悪いかは別にしても、「継承」や「譲渡」する新たな仕組みは必要だと思う。全然関係ない若者に事業を渡してみるとか、新たな事業パートナーを見つけるとか。
そんなプラットフォームや経済の「新陳代謝」を促進させていく仕組みを作っていきたいですねー!
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