助けを求めるためには、日々の情報共有は不可欠でしょう




日々活動していると、電話やメールやメッセージ、文書など膨大な情報で溢れかえってしまいがちな昨今。
情報を集約化(一極化)すると、いろんな人からいろんな情報を受ける必要がないから、楽になる一方で、情報を溜め込みすぎてしまうと、それはリスクでしかないということに最近気づいた。
 

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情報は、鮮度が命だし、整理し、使えるようにしてこそ、その価値が高まる。

 
僕は、仕事でも、NPOでも日々情報が入ってきてはいるものの、「自分のものにし過ぎてしまう」傾向がある。なので、ここ1年ぐらいは、意識して「共有」することを心がけてきた。
まだまだ不十分だし、伝え方が良くないと感じることもあるのだけど、「継続的に情報を出し続ける」ということは続けていきたいと思っている。

 

それに、その「情報」を「どう使うのか」という「活用」の視点も大事だと最近感じる。
ただただ情報を発信するだけ(垂れ流しにする)では、意味がないし、それは「加工」されていないから、鮮度は落ち、「腐って」しまう。

情報を集約し、発信する人は、受け手に「意図して」情報を流さないといけない。
絶妙な「タイミング」、かつ「意思決定」に繋がるような情報を「正しく」流す必要がある。

 

だけど、これは、日々の業務を前に、後回しにしてしまいがち。
自分のところに入ってくる情報を元に、自分で処理する方が早いからだ。

 

しかしながら、それでいいのだろうか。
組織はチーム。参加してもらうためや、意思決定をしてもらうための情報を発信していくことは、組織運営のベースだし、疎かにしてはいけないところ。
障壁無く、とんとん拍子でうまく回っている時はそれほど問題にはならないけれど、情報量が多くパンク寸前になったり、処理のキャパシティを超えてしまったときに、それは一気に表面化する。

日頃から、情報共有をしておかないと、いざというときに、周りが助けに入れないということを肝に銘じておかないと大変なことになる。

 

情報共有は、自分を守るためのものでもあるし、組織のリスクマネジメントにもつながる。
 

それに加え、NPOは、自分たちメンバー内の情報共有はもちろん、周りの支援者にも適切な情報を提供し、「参画を促していく」ということも求められる。
事業拡大や業務量が増えてくるときこそ、外への発信をうまく使いたい。助けてもらえる(応援してもらえる)NPOになる上で、やっぱり「情報共有」は生命線になってくる。

  

 










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ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 高校時代に商店街活性化を目的にしたお店「AKIND」(あきんど)を開店したことがきっかけで、地元が大好きになる。 大学卒業後、帰郷し地域金融機関に勤める傍ら、八幡浜を元気にすることを目的にした「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、ローカルWEBメディア「KITONARU」編集長などを務める。