“回遊”戦略の必要性-「八幡浜みなっと」と「商店街」を繋ぐ道を歩いてみました!




先日、八幡浜市の中心商店街で行われていた「テヤテヤよろずマーケット」が休市。
商店街で行われていたイベントは、「旬彩市」が既に終了しており、「テヤテヤよろずマーケット」も休市となったことで、「八日市」(毎月8日開催)が残るのみとなってしまっています。

八幡浜港に隣接する道の駅「八幡浜みなっと」が誕生して以降、昔から親交のある商店街の方と八幡浜みなっとと”商店街”を結びたい」というお話しをしていたことを思い出しました。
今は、商店街と八幡浜みなっとが「点」のまま。これを結ぶ「何か」がいるということですね。

と、今の商店街と八幡浜みなっとの位置関係を確認。
ざっくりですが、最短距離で1キロ程度になります。

みなっとまでのルート(現状)

現在、八幡浜みなっとには、市外からのお客様が多く来ており、八幡浜みなっとまでのルートは赤点線で示したのが一般的。
市内中心部の商店街は素通りされてしまう状況にあります。

では、どうすればいいか。
八幡浜みなっとは、市外から車で来られれる方が多く、特に土日は駐車場は満杯状態
でも残念ながら、八幡浜みなっとから商店街へ結ぶ「もの」(手段や目的)がないため、とんぼ返りさせてしまっています(涙)。

こんなに人が来ているのに、ホントもったいないですよね。
八幡浜みなっとの魅力に加えて、市内中心部の魅力を高めることが前提ですが、それを結ぶ「もの」をつくることができれば、流れが変わるのではないかという話です。

今にわかに浮上しているのが「天神通ルート」!
この道は自動車が通るルートですが、八幡浜みなっとと商店街を繋ぐルートとして一番最適なところであると考えられています。

みなっとと中心商店街等をつなぐルート

赤点線で示したところがそのルート。八幡浜みなっとと商店街をうまく繋げます。

 
そして、こないだ僕、商店街~八幡浜みなっとまで歩いてみました。
ゆっくり歩いても10分程度。どんな家や店があるのか探り探り、そして妄想しながら歩きました。
お店は小さな商店1店舗、食堂1店舗。あとは事業所と民家が点在している状態ですね。
片側一車線ずつで、道路は広いのですが、けっこう静かで落ち着いた道。八幡浜みなっとに向かって歩いて行くと、みかん山が見えたり、海の香りがしてくるのが、とってもいい感じですので、散歩にも最適です。

 
このエリアの写真をいくつか撮りましたので、僕の勝手な妄想も含めて載せておきます。

天神通ルート拡大

A・・・天神通から商店街(新町商店街)を見たときの写真。商店街の看板があるので、遠くからも認識はしやすいですね。

A

B・・・天神通を八幡浜みなっとに向かって真っ直ぐ見たところ。ホントきれいに真っ直ぐでしょ!この道は「イベント」に使えると思うんです。

B

C・・・こうやって軽トラックを並べていくと、「軽トラ市」ができちゃうはず。こんなイメージかな。

C

D・・・天神通も終わりの方になると、みかん山と魚市場が見えてきます。

D

E・・・天神通の終点から八幡浜みなっとを見たところ。フェリー乗り場もバッチリと見えます。

E

と、こんな感じ。

歩いてみると、いろんな発見もありましたし、妄想が膨らみました。
全然苦じゃない距離ですね。それに、このルートに「軽トラ市」的なマーケットイベントを月1回程度でも開催することができれば、八幡浜みなっとと商店街をつなぐルートとして認識されていきます。
幸いなことに、ちゃんぽん店が賑わっていますので、これも誘因の1つにして、この流れをどう商店街内や昔の八幡浜市の街並みが残る浜之町エリアへと繋げていくかが重要になってきます。

それには、個々が「何を提供できるのか?」(どんな役割を果たすのか?)を明確にした上で、「戦略」が必要ですよねー!待っていてもダメだし、今まで通りでもダメだと思うので、せっかく来てくれた人をどう「キャッチ」するか・・・「戦略」が必要です。

できれば、「まち全体の回遊戦略」をまずつくるのがベストです。この全体の戦略を建てた上でこそ、「それぞれの場所での戦略」が活きてくると思うので。
全体の戦略がないと、「お客さんの奪い合い」になりかねないですから。

入り口で「なぜ、回遊させるのか?」を考えて、「回遊させて、どういう風にお金を落としてもらうのか?」そんな視点が大事ですね。

 

これは僕の勝手な妄想。
いろいろとクリアしないといけない障壁があります。でも、この壁も一人では乗り越えられなくても、様々な人が参画していくことで、乗り越えられる壁になるような気がしています。
ぜひ、みなさん!!やりましょ!

このゴールデンウイークは、いい天気が続きます。
八幡浜みなっとでもイベントが盛りだくさんです。
まずは、この「天神通」を歩いて、「感じて」みてください。

  
 










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ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 高校時代に商店街活性化を目的にしたお店「AKIND」(あきんど)を開店したことがきっかけで、地元が大好きになる。 大学卒業後、帰郷し地域金融機関に勤める傍ら、八幡浜を元気にすることを目的にした「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、ローカルWEBメディア「KITONARU」編集長などを務める。