ぼくらNPOの活動は、社会課題の解決というミッションを掲げ、多様な人々の「共感」を得ながら、また「巻き込み」ながら活動を進めています。
その中でも、それに携わるNPOの会員は、そのミッションを達成するために必要不可欠な存在です。
ぼくらみたいに、長いこと活動をしているNPOは、活動がマンネリ化してしまったり、
また、活動の成果が実感できず、「何のためにやっているのか」を見失いがち。
特に、「中間支援」という「NPOを支えるNPO」的な役割を担うことになってからは、「イベントの数」も減りましたし、目に見えるかたちでの成果がメンバーに伝わっていないのも事実なんです。
今、ぼくらが取り組んでいるのが、個々のメンバーに事業の内容を理解してもらうことに加え、「小さな成果を実感してもらう」こと。
事業のミッションを達成するのが一番大きな成果だと思うのですが、それはイメージしにくい。
個々のメンバーがどう貢献したのかなんて、わかんないですし、測れないじゃないですか。
では、どうすれば・・・??
ぼくらは、「スマイルカード」というものを使って、「笑顔の共有」を行っています。
これはかれこれ2・3年はやってることなのですが、会議などの冒頭に、この1ヶ月に笑顔になったことを書いて、発表し、コメントし合う時間を作ってます。
まぁ、アイブレも兼ねているのですが、共有することを通じて、メンバーは、自分が笑顔になったことを認めてもらえるし、また、相手を笑顔にさせたことを認めてもらえるんですね。
特に、「相手を笑顔にさせる」ということは、大小はあるものの、事業へ貢献をしているわけです。
相手を笑顔にさせたのには、メンバーの「行動」があったわけですから、「その行動」が事業への貢献に繋がっているということを気づかせること
また、周りから「認めてあげる」ことを通じて、次へのモチベーションに繋げていきます。
もちろん、他のメンバーはその行動を「真似する」ということができますしね。
数値目標達成も然りですが、NPOの場合は、相手の満足度をより高めていく世界だと思っています。
それは、「笑顔」という表情に象徴化できるものだと、ぼくは考えています。
笑顔のレベルや質もありますが、個々のメンバーが活動を通じて「笑顔を増やす」ことを意識する・・・
その積み重ねが、メンバーが持つ「笑顔をさせる力(笑顔力)」のレベルを上げると思うし、いずれは、事業ミッションの達成に繋がるものだと確信しています。
ぼくは、これを勝手に「笑顔の創造」なんて言ってますが、こういう抽象的なものでも、エピソードを交えながら、団体のストーリーのひとつとして組み込んでいければ、素敵ですね。
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